Lot 2216 NEW DEAL PROGRAMS DENIM COVERALL
Number:Lot 2216 NEW DEAL PROGRAMS DENIM COVERALL
Price ¥35,200
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<< Material >>
8 番×10 番 耳付きライトオンスデニム COTTON 100%
オリジナルメタルボタン
<<Model>>
INDIGO
<< Explanation >>
ウエアハウスは「ヴィンテージ古着の忠実な復刻」というテーマを追い続けるブランド。
ウエアハウスの衣料はデザイナーズブランドではありません。
それは当時のワークウエアやデイリーウエアにデザイナーの名前が残っていないように、
誰が作った衣料であるか分からないからこそ、その衣料がさらに魅力的であると考えるからです。
フランクリン・ルーズベルト大統領は、世界恐慌後1930年代初頭に市民保全隊(CCC)や雇用促進局(WPA)といった緊急救済機関を創設した。当時25%の失業率に苦しむ国民を救うため、資格のある失業者に仕事を与えるだけでなく、国の環境、農業、社会問題を緩和するために結成したのである。「CCC」についてはこれまでに触れたが、18歳から25歳までの失業した青少年のためのプログラムで「Tree Army」の異名通り、軍隊に自然に関心を持たせる目的も兼ねていた。これに対して「WPA」は、対象となった労働者の平均年齢は40歳。彼らは新しい校舎を建設し、新しい病院を建て、雨水排水管と下水管を敷設し、新しい橋を架け、新しい飛行場を建設し、道路を舗装または修理し、ダストボウル中の表土の損失を軽減するために2,400万本の木を植えた。1941年12月の真珠湾攻撃の後、多くのアメリカ人が第二次世界大戦に派遣され、武器の製造や祖国での戦争支援を求められた。この需要とWPAのおかげで、失業率は改善され、1942年12月にルーズベルトはWPAはもはや必要ではないと述べ、廃止を要求した。
この大規模なプログラムのなかでは、主に女性を中心に、労働に従事するブルーカラーのワークウエアが製造された。それは「SEWING ROOM」と呼ばれる縫製室で作られ、その衣料には「Made by W.P.A SEWING ROOMS, NOT TO BE SOLD」(雇用促進局縫製室製品、売り物に非ず)と記載されたタグが付けられた。縫製室のあったテキサスの州では、裁縫師たちは自分の仕事に大きな誇りを持ち、「W.P.A」のイニシャルは「We Patch Anything」(なんでも縫う)の略であると宣言。彼女たちは古着を修理し、新しい衣服を作り、困窮している人々や「WPA」の労働者、つまり彼女たち自身が着用した。そんな「WPA」の衣料は、デザインと縫製仕様が実に興味深い。デザインのベースはミリタリーワークウエアで、多くのアレンジが施されていること。縫製仕様は当時ワークウエアで主流だった「還縫い」はなく、「本縫い」のみで作られていること。このためユニークなデニムのワークウエアが存在し、アメリカではCCCを凌ぐ勢いでコレクターが増加中。激動の時代のアメリカーナの不屈の精神が宿った衣料品なのだ。
フロントオープンタイプのデニムカバーオールも、CCCのそれとスタイルは似ているが、ステッチやポケット形状が異なっている。こちらもいわゆる 「SEWING ROOM」で縫製されたもので環縫いの箇所はみられない。シンプルであるがどこかユニークなデザインに仕上がっているのもWPAならではの魅力である。
<<Size Spec>>
36=着丈68cm 肩幅47cm 身幅55cm 袖丈63cm
38=着丈70cm 肩幅49cm 身幅57cm 袖丈64cm
40=着丈72cm 肩幅51cm 身幅59cm 袖丈65cm
42=着丈74cm 肩幅53cm 身幅61cm 袖丈67cm
未洗い。
※洗濯により下記の縮みが生じます。(Shrinkage after the washing)
着丈(L)-約3〜4cm 肩幅(W)-約2cm 身幅(C)-約2cm 袖丈(S)-約2〜3cm
若干の誤差はご了承ください。
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