Lot 802 SLIM TAPERED JEANS
<< Material >>
13.75oz 右綾ORIGINAL SELVAGE DENIM COTTON100%
<< Explanation >>
Lot 802は裾幅が少し細目、テーパードした現代らしいすっきりと見えるシルエットです。 タテ、ヨコ共に米国のアプランド綿を使ったデニム。 単純に「ベーシックなジーンズと言えば、アメリカの綿だけで作った糸で織ったデニムでしょう!」と作り始めてみたら、米綿100%の定番糸が見つからない!だったら、糸から作ってしまえ!(すさまじい量ができるのですが) アプランド綿は極めてベーシックな綿。これを日本に輸入し、ビンテージジーンズに見られるムラ糸の形状をスキャンし糸形状を決めます。これもあまり強すぎないムラにコントロールしています。 完成した糸をロープ染色。下染め・後染め無しのピュアインディゴ染色。今回、比較的赤みが少なく青みが強く出ているのが色の特徴。 さらに、織布はミミ付の力織機。ローテンションで織ることで、ふっくらとした風合いになり、糸、さらには綿本来が持つキャラクターを消さないようにしています。完成した生地は防縮加工や毛羽を取り去る毛焼きは行わないキバタデニム。洗うと縮みねじれるのが特徴。ただ、出荷の前にはワンウォッシュ・乾燥機にかけてできる限り縮めてから送り出します。 パターンはストレートLot801とスリムテーパードLot802の二型。 裾から10センチ程度は裾幅を同寸にしているので、レングス30インチ程度までは裾上げしても裾幅が変わりません。 縫製はすべて綿糸。脇の割、左右の身頃を合わせる通称「小股」、ヨーク、帯付けは太番手の糸を使っています。綿糸で強度を出すための仕様ですが、これが結果としてセルビッジのデコボコとしたアタリ、ヨークの強いパッカリングを生んでくれています。 今回、0から生地を作りジーンズを作るため心がけたのが「ベーシックであること」。綿はクラシックな雰囲気を醸し出すため、ペルーやインドなど、米綿以外を混ぜる方法もあります。インディゴ染めにしても下染めでピュアインディゴとは違う味わいを作り出す方法もあるのですがそれらを行わず、米綿・ピュアインディゴにこだわりました。結果、出来上がった色味は青が強く私のイメージ通りになっています。
色落ちサンプルは家族が穿いた802。もう少し早く、仕上がった事にして回収したかったのですが「まだ穿きたい!」「まだいける!」。膝に穴が開きだしたのでふさいでからはいたら?と言っても「いや、この穴が良い!」とか。90 年代の我々みたいな事言って、中々返してもらえず。「股下に穴が開きづらいです」と言ってるのに、股下もボロッボロになるまで穿き込まれてしまいました。ボロボロなのは穿きすぎだからです!
着用期間は6 年ほど。毎日穿いていたわけではないですが、1 週間に1 回は着ているのを見ました。仕事で穿くので、汚いのはよろしくない。洗いは頻繁に。普通に蛍光剤の入った洗剤で何も考えずに洗って天日干し。おかげで「青!」という色に変化。生地は801/802 と同じですが、人が変われば色が変わる。その人だけの色落ちになるのがジーンズの楽しいところ。
着用画像…身長176cm 体重62kgで32インチ着用。
WORKERS Lot 802 Slim Tapered Jeans SIZESPEC
W29=ウエスト74.5cm, 前股上24cm, ワタリ30.2cm,裾幅18cm, レングス80cm
W30=ウエスト77cm,前股上24cm,ワタリ30.8cm,裾幅18cm,レングス80cm
W31=ウエスト79.5cm, 前股上24cm, ワタリ31.4cm,裾幅18.3cm, レングス80cm
W32=ウエスト82cm,前股上24cm,ワタリ32cm,裾幅18.5cm,レングス80cm
W33=ウエスト84.5cm, 前股上24.2cm, ワタリ32.6cm,裾幅18.8cm, レングス80cm
W34=ウエスト87cm,前股上24.4cm,ワタリ33.2cm,裾幅19cm,レングス80cm
W36=ウエスト92cm,前股上24.6cm,ワタリ34.5cm,裾幅19cm,レングス80cm
WASH済
若干の誤差はご了承ください。
*裾上希望の方は、カートご利用時、備考欄に「股下〜cmの仕上がり希望」とご記入ください(無料)。尚、裾上げ後の交換・返品は出来ませんのでご注意ください。